先日、色彩関連の本が読みたくて図書館へ行ったときのこと。
なんとなんとビンゴな本がたくさんあってうれしい悲鳴!

今日はそのなかの本をご紹介します。

 

 

『色で巡る日本と世界―くらしの色・春夏秋冬―』

商品紹介
(amazonより)色で楽しむ! 身近な行事・日本の文化日本にはお正月やひな祭り、七夕、ハロウィン、クリスマスなどの行事があり、
西洋の伝統的なイベントを取り入れる文化があります。
本書では、私たちにとって身近な年中行事や季節のトピックスにまつわる色のふしぎや由来・ルーツを、
豊富なビジュアルとわかりやすいテキストでたどります。
「知っておきたい」日本文化や色の知識を充実収録!・東西の色彩文化の違いをわかりやすく紹介
・四季折々の行事にみる色の不思議を解説
・還暦、喜寿や誕生日、結婚など人生儀礼の色のなぞを解説

 

 

色や配色のテクニックは載っていませんが、色の世界に親しむのに良い本です。

 

例えば、ひなまつりの菱餅の色って、どんなものか想像できますか?

 

 

本に載っているんですが、頭で想像するのは難しいような繊細な色です。

 

 

じゃあ、江戸時代に流行った『いき』な色は?
ほかの国ではどんな色が好まれているの?

 

想像できる色って、実はそんなにたくさんはないはず。
微妙な薄さやくすみぐあいを想像するのって、なかなかできません。

 

だから、日々いろんな色を知ることは大切です。
実際に見ておくと『色のストック』が増えます。
そのストックが増えるほど、配色するときの引き出しも増えるんですよね。

 

結局、『センスがいい』ひとは、『引き出しが多い』ということかも知れませんね。

 


色で巡る日本と世界 - くらしの色・春夏秋冬 -
城一夫 監修・色彩文化研究会 著