ここ最近、タイポグラフィの本を何冊か読んでいます。

 

文字にも色と一緒で、基本的なキャラクターがあるんじゃないかな?なんて思えるからです。

 

例えば、明朝はマジメで誠実な感じ。クラス委員とか書記会計を一度はやっていそう(笑)

 

ゴシックは社交的で分かりやすい性格な気がします。
体育とか得意そうだし、そういった意味ではクラスの中でも人気者、、、

 

と、話がずれちゃいますね。

 

デザインでは、ギャップを表現するのも一つのテクニックです。
でも、文字のイメージに合う色、を知っておくと、「ハズす」ときの指標になりますよね。

 

ひとつ例を挙げてみますね。

 

 

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※架空の博物館です。

このフォントは『江戸勘亭流P』です。
・・・そのまんま、な名前ですね。

 

 

王道で、博物館のイメージ(歴史的・江戸・文化etc.)がそのまま表れていますよね。
色は、このままの黒でも「筆、墨」という感じでぴったり。
もう一歩踏み込んで、

 

日本の伝統色である藍色や、

 

 

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江戸時代に流行った色のひとつ、団十郎茶も似合います。

 

 

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団十郎茶とは、当時の人気歌舞伎役者にちなんだ色です。
歴史にそった色を使うと、『似合う!』というひとことにも、より説得力も増しますね。

 

 

※ちなみに、実際にある江戸東京博物館はこんな配色です。
江戸東京博物館 公式ホームページ
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

時代を思わせる配色が、さすがー!

 

 

では逆に、こんな色はどうでしょうか?

 

 

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両方とも、webセーフカラーを使っています。

 

・・・なんだか、ちぐはぐな感じがしますね。

 

そもそも、江戸時代にこんな蛍光色ってなかったんじゃない??
そんなことを思ったりして、フォントのイメージと文字の響きと、合っていませんね。

 

同じピンクでも、桃色など昔から日本で好まれてきた色の方がしっくりきます。

 

 

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それぞれに、個性のあるフォント。
そして、テキストから連想するイメージ。

 

カッコ良さそうなフォントと好きな色、だけじゃなく、
それぞれのキャラクターを気にして組み合わせてみましょう。

 

きっと今よりもしっくりくるはずですよ!

 

 

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