繊細なネックレスやブレスレット、そこにボルドー色の万年筆がレイアウトされた広告。
明るいグレーと白、アイボリーが背景にあって、かわいらしい配色です。

そんな広告を見つけ、Oさんがポツリ。

women『ボルドーって好きなんですけど、
ウェブで思ったように表現できずにいます。』

そうですね。
好きな色だけど、ほかにどんな色を組み合わせればいいのか分からない。

立ち止まってしまうポイントですよね。

こういう個性的な色は、特に好みが分かれます。

もともとボルドーって、その色自体にメッセージ性が強い色です。
一般的に、赤系は女性に好まれますし、
それがピンクに近くなるほど『女性っぽさ』が強くなります。

また、暗めの色なので落ち着いた印象もあり、そのままベタ塗りで使うと、万人ウケしない危険性が・・・。

そんなときは、目的によって『使う面積』を決めましょう!


bordeaux

上の配色、どちらにも同じ3色を使っています。
でも、イメージがずいぶん違いませんか?

これは、ベースカラー・サブカラー・アクセントカラーとして配色してみたものです。

おおよそですが、配分はこんな感じです。

ベースカラー(基調色)70% : サブカラー(副調色)25% : アクセントカラー(強調色) 5%

≪ボルドー70:グレー25:白5 の場合≫
配色2

≪白70:グレー25:ボルドー5 の場合≫
配色1

ベースカラーは背景ともなる色で、全体のイメージを大きく左右します。
また、アクセントカラーは変化をつける色でもあり、全体を引き締める効果もあります。

今回の場合、ボルドーの面積が大きい(ベースカラー)と『女性っぽさ』が強くなるし、
小さい(アクセント)と男女問わず好まれそうですよね。

なので、

・なにに使うのか?
・誰向けなのか?

という点を、最初に設定すると進めやすいですよ。

ぜひほかの色でもやってみてくださいね!