ご近所のおばあちゃまに、素敵なお花をもらいました。

 

 

お庭に咲いている菊をきれいに束ねて、
さりげなく片手に握りしめて、あったかいブーケ・・・

 

 

 

 

私のまわりには、とてもすてきな≪先輩≫がたくさんいます。

 

 

一人暮らしても身ぎれいで、決して80代には見えないおばあちゃま。

 

 

自分の直感と努力で様々な経験を重ね、
生かしてお庭から店舗まで幅広くデザインをする人。

 

 

最初は子どもの読み聞かせボランティアから始まり、
今は朗読家として活躍する人・・・

 

 

カメラマンからwebデザイナー、主婦からパン教室主宰、
日々を丁寧に暮らしながらカゴを編み始めた人・・・

 

 

ひとりひとり顔を思い浮かべてみたら、
書ききれないほどでした。

 

 

そして、共通して感じるのは、
≪『好き』を遠慮せずに、生きる。≫ というところ。

 

 

好きなことをするって、かんたんに聞こえて
実は難しい。

 

 

好きっていったらどう思われるかな・・・
自分には不釣り合いかな・・・

 

 

案外、気持ちに自分で フタ をしてたりします。

 

 

かくゆう私もそのひとりで、
今まで自分の気持ちに遠慮してるところがありました。

 

 

例えば、音楽ならジャズが好き、お酒ならワインが好きだけど、
お高くとまってると思われそうだから
自分で茶化してしまう。

 

 

本当はオーソドックスでトラディショナルなものに惹かれるけど、
ひとから古臭く思われるといやだから
流行りについていってみる。

 

 

でも、『好き』と向き合ってみたら、
なんだかすっきりして、目の前がひらけてきました。

 

 

自分がいいなと思ったものに正直になる。
そして、ひとつずつ積み重ねていく。

 

 

すると、どこか先のほうにあるはずの理想が、
≪ここ≫にありました。

 

 

もちろん完璧ではないけれど、
でも 完璧って、
もしかしたら 生きているあいだには
いつまで経っても ないものかもしれない。

 

 

だとしたら、決して遅すぎることなんてなくて
こころに決めたときからが、スタートなんじゃないでしょうか・・・

 

 

あっちやこっちに寄り道だってするけれど、
やっぱりこれが好き。

 

 

いつまでも素敵に生きるひと、
それはいつでもスタートがきれる人なのかもしれません。