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オランダ日記・猛暑の過ごしかた。

こんにちは。
刈谷・安城・豊田をメインに、色彩を使ってパーソナルカラー診断やインテリア提案、HPプランを展開しているルプリュスです。
こちらでは、かつてオランダで暮らした時間を気ままに綴っています。

「オランダ・平均気温」などと検索すると、27℃を上回ることは滅多にない、と出ますが、ある意味正しくて間違っているような、そんなヨーロッパの夏について書いてみます。

確かに、年中涼しい風が吹き、季節構わず突然セーターを着たくなるような寒い日が日常のオランダ。
でも、私の暮らしていた数年前は、どうも様子が違いました。
前の日は25℃くらいの心地よい日だったのに、次の日は35℃になったりと気温の変化がすごい夏になっていました。
オランダ人のご近所さんたちは、「いや、前まではこんなことないから来年は暑い日なんて来ないよ」と、毎回言うのですが。
遠く離れた日本で、ニュースから去年も今年も猛暑のヨーロッパと聞くたびに、やっぱりね、なんて思ったりしています。

日本にいると想像し難いのですが、ヨーロッパは夏は日が長く(7月で日没時間は22時前後)、個人宅にクーラーはあまり普及していません。
つまり、滅多にない灼熱の日は、朝から夜まで強い日差しに付き合い、温められた空気とともに一晩を過ごすとこになります。

暑いのが大の苦手で(以前の記事でももうご存知ですね)、年中涼しい国で過ごせると喜んで来た私は、この夏の過ごしかたに大苦戦することになるのです。

基本的に、ヨーロッパではクーラーなくとも快適に過ごす方法があります。

朝は寒いくらいの風が吹いているので、日が高くなる前に窓を全開にして涼しい風を家の中に取り込みます。
(自然の力で、冷房のような効果を期待。)
その後、風が室温よりも温かくなる前に、窓を閉め(あれば雨戸もしっかり)カーテンなどで日差しをシャットダウン。
太陽の光で室内が温められるのを防ぎます。
(室内は暗くなるけど、そこはあまり気にしない。)
もともと寒さに強い住宅づくりなので断熱性と保温性に優れており、逆に家の中に取り込んだ涼しい風もキープできる、ということですね。

そして、それでも耐え難くなる、もしくは退屈になって来たら、川や湖に水浴びに出かける、という感じです。
こんな季節には、公園にも噴水や浅い水場ができるので、子どもを連れて水着でピクニック、なんて姿も日常の風景となります。


と、書くのは簡単、実際のところ我が家ではどうでしょうか。
そもそも寒い冬でも快適に過ごしやすい、ということで高層階の見晴らし良い我が家。
日差しが強いと、それが仇となります。

一般的なクーラーをつけたくとも、壁に穴工事が必要なのでオーナーにリクエストするには非現実的。
暑い日は水浴びに行ったとしても、毎回毎回子供を連れて一日中湖で過ごすのも、なかなか大変です。
工夫しても快適にはならず、仮住まいに高い出費は出したくないものの耐え難し、となり、とにかく検索検索!

そんなご家庭も多いのでしょうか、こういうタイプのクーラーを見つけました。

裏側には太いホースが付いていて、窓から外に出します。
室内の暑い空気はここから出て、もう一つの細いホースからは水が大量に出るのでバケツで受け止めて。
細く開かれた窓には薄手のカバーで外気を防ぎます。


簡易的、でもれっきとしたクーラーなのです。

サンシェードや遮光カーテンも完備ではないため、DIYで乗り切るのですが、その様はあたかも文化祭のごとし。
広々としたリビングダイニングに突っ張り棒でカーテンをかけ(空間を小さく区切らないとクーラーの効きが悪いため。)、その格好の悪さに暑い日は人をお招きなんてできない!

振り返ると、懐かしくて、必死すぎる自分が可愛らしく笑っちゃうような状況ですが、このクーラー君にかなり助けられたのです。

そんな日の夕食は、火を使うなんてもってのほか。
AH(大手スーパー、アルバートハイン)の惣菜サラダやSUSHI(いわゆるお寿司)、生ハム、果物で乗り切ります。
寝室こそ西日がひどいので、こんな日はクーラーの周りに布団を持って来てキャンプのように眠る。
ステキなヨーロッパ生活とはなんぞや状態です。

初めの1年は、半分熱中症になりながらなんとか過ごし、次の年にはそれなりに過ごしかたを見つけ、最終的には暑い日はレストランデーだ(クーラーのあるお店は多いので)、と臨機応変に過ごせるようになりました。

帰国した今となっては、どれだけ暑くてもボタン一つで快適な室温、家で好きなことをできる安心感がありがたい!
めっきり涼しい部屋で穏やかに過ごす時間が長くなりました。

でも、たまーに、不自由だったあんな夏も、今だったらどう過ごすかな?
大変だけど、イベントと思って騒がしくも楽しく過ごしちゃうのかな?
なんて考えたりもするのでした。




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